ホームページ維持費の内訳は?中長期的な維持管理のポイントも解説
ホームページの運営には、多額の費用がかかります。ホームページを維持するための基本的な維持費はもちろん、目的達成のためには更新や集客などにも費用をかけなければなりません。多額の更新費や運営費に頭を悩ませている担当者も多いのではないでしょうか。
本記事ではホームページの維持費の内訳から、中長期的に維持管理を行うためのポイントをご紹介します。終盤では更新のコストを抑えるポイントなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
いま運用しているホームページに課題を抱えていませんか?「いまのホームページ、必要な情報が見つけづらい」、「積極的に情報配信したいけど出来ていない」など、ホームページの運用に問題を抱えている方は、まずは抱えている課題の整理から行いましょう。
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目次
ホームページは運営にも費用がかかる
ホームページは作成費用だけでなく、維持管理や運営にも費用がかかります。ホームページは「作ってからがスタート」と言われており、定期的な更新を行うことでリピーターや新規顧客を増やしたり、コンバージョン率をアップさせたりする効果が期待できます。
逆に最新情報やコンテンツの発信が継続されていないと、ユーザーは不安になって離れていき、ブランドイメージも悪くなってしまうでしょう。こうした事態を防ぐために、ホームページ作成後の更新は非常に大切です。
維持管理や更新を自社で行う場合、費用は比較的安価で済みますが、情報更新やページ作成を外注する場合は想定以上の費用がかかります。ホームページの作成・運営を行う際には、こうした維持費や更新費用も考えて予算を組む必要があります。
ホームページの維持費は何が必要か
ホームページの維持費用は、サーバーやドメインといったハード面の維持管理のほか、コンテンツなどの更新費用、ホームページへ集客するための広告費などが必要です。ここでは、それぞれの詳細と相場についてご紹介します。
基本的な維持管理費用
基本的な維持管理費用は、ホームページを所有している上で必須となる費用です。具体的には、サーバー代やドメイン代のほか、セキュリティ対策やバグ対策などの管理費を指します。
費用は自社での管理範囲によって変わりますが、一般的には月に5,000円から2万円程度が相場と言われています。これは、サーバー代、独自ドメイン、SSLにプラスして、メンテナンスや障害対応などを制作会社に依頼した場合の金額です。自社でメンテナンスや障害対応を行う場合には、月5,000円程度で済む場合もあります。
更新やコンテンツ制作の外注費用
ホームページの運営には、更新やコンテンツの制作が欠かせません。これらを制作会社などに外注する場合には、そのための費用がかかります。
金額は制作会社や依頼内容によって差がありますが、1,000円~30,000円程度が相場です。簡単なテキストの修正を行う場合は1回1,000円程度で済みますが、ビジュアルの多いページを作る場合には3万円程度、商品やサービス紹介などで動画を作成する場合は、30万円程度かかる場合もあります。
自社で更新やコンテンツ制作を行う場合、これらの費用はかかりません。ただ、外注すると本業の都合に関係なく更新ができる、クオリティが担保されるなどのメリットがあります。ホームページにかけられる社内リソースやコストを吟味して、自社で更新するのか、外注するのかを選びましょう。
集客や販促費用
ホームページでの集客を考えている場合には、集客のための施策や販促費用が必要です。Web広告やアクセス解析、コンサルティングの費用がかかります。
金額は制作会社やサポートの内容によって変わります。アクセス解析を含めた管理を依頼する程度であれば、月2万~5万円程度ですが、本格的な集客のサポートを依頼すると、月に数十万円かかる場合もあります。
こちらも更新費用と同様、自社で行う場合、費用はかかりません。ただし、効果的な広告作成やSEO対策などの施策にはWebマーケティングの専門的なスキルが必要不可欠です。
1. ホームページの基本的な維持費
ここからはホームページに必要な費用を、より細分化してご紹介します。ホームページを運営するには、サーバー、ドメイン、SSLなどの費用が必須です。またCMSを利用する場合には、利用料も用意する必要があります。
サーバー費用
ホームページを維持する上で必要になるものが「サーバー代」です。サーバーはホームページを設置するための場所で、よく「ホームページという家を建てるための土地」と例えられます。
サーバーには、専用サーバーと共用サーバーがあり、費用が大きく違います。
専用サーバー
専用サーバーとは自社のみが利用できるサーバーです。メモリや容量によって変わりますが、導入に数万円~数十万円、その後も月に2万~6万円程度の費用がかかります。
専用サーバーは他の利用者の影響を受けにくく、カスタマイズ性も高いことが特徴です。扱うには専門知識が必要ですが、仮にサーバーに負荷のかかるサービスを提供したとしても安定した運営ができます。ただし、独自にサーバーの構築を行うため、実際に利用できるまで時間が必要です。
共用サーバー
一方、共用サーバーとは1つのサーバーを複数人で共有するサーバーです。利用料金は、導入時に2,000円~3,000円、その後月額で個人サイトなら数百円から数千円。アクセスがそれほど集中しない中小企業であれば、1,000円から3,000円のもので十分ですが、一般的な企業サイトだと1万円以上はかかると考えておきましょう。
一般的にレンタルサーバーというと、共用サーバーを指します。他者と共有している関係上、他のホームページにアクセスが集中して負荷がかかると、自社のホームページも影響を受けることがあります。ただ、申込んでから1時間~2時間ほどですぐに利用できる利便性の高さやコストの低さはメリットと言えます。
ドメイン維持費
サーバー代同様、ホームページで必須になるのがドメイン維持費です。ドメインとはホームページを識別するためのアドレスで、ホームページの住所と例えられています。
ドメインは分野や国、属性によって分類されており、選ぶドメインによって費用が変わります。たとえば、企業で広く利用されている「.co.jp」は、取得する際に4,000円~6,000円程度、その後、年単位の更新で4,000円~1万円程度かかります。
この他、企業向けや商用サービス向けのドメインである「.com」は、新規取得で1円~4,000円ほど、更新で1,000円~4,000円が必要です。中には、サーバーとセットでドメインを契約することで、ドメイン費用が無料になるプランを用意しているところもあります。
下記に主なドメインの取得費用をまとめました。
ドメインの種類 | 用途・利用者 | 取得費用 | 更新費用 |
.co.jp | 日本に登記された法人 | 4,000円~6,000円程度 | 4,000円~1万円程度 |
.com | 企業・商用サービス | 1円~4,000円程度 | 1,000円~4,000円程度 |
.net | ネットワークサービス | 1円~4,000円程度 | 1,000円~4,000円程度 |
.jp | 日本のホームページ | 350円~6,000円程度 | 2,500円~6,000円程度 |
このほか、ドメインの管理会社を変更する場合は、移管費用がかかります。ドメインの種類によって変わりますが、1,000円から5,500円程度が相場です。
またドメインには、共有ドメインと独自ドメインがあります。企業が利用するのなら、独自ドメインを取得するのが良いでしょう。共有ドメインは無料で取得できますが、カスタマイズができない、サービスが終了した場合に利用できなくなるなどのデメリットがあります。
SSL維持費
ホームページでは、SSL維持費も予算に組み込んでおきましょう。SSLとはSecure Sockets Layerの略で、通信を暗号化するシステムです。暗号化することで第三者による情報の盗難や改ざんを防ぎます。現在ではTLS(Transport Layer Security)という、仕組みを見直したシステムになっていますが、一般的には引き続きSSLと呼ばれています。
SSLには3つの種類があり、それぞれ以下のような費用となっています。
種類 | 費用(年額) | 特徴 |
ドメイン認証SSL | 無料~3万円程度 | ドメインの所有者であることを証明できる |
企業実在認証SSL | 3万円~10万円程度 | 実在する企業・団体であることを証明できる |
実在証明拡張型SSL | 10万円程度~ | 実在する企業・団体であることに加え、住所、担当者や申請責任者の在籍状況などを証明できる |
実在する企業・団体であることに加え、住所、担当者や申請責任者の在籍状況などを証明できる
ドメイン認証SSLは最も簡素なSSLで、スピーディな発行が特徴です。無料と有料に大きな差はありません。小規模な企業のコーポレートサイトなどは、無料のドメイン認証SSLでも良いでしょう。
ただ企業規模が大きな場合は、企業実在認証SSLをおすすめします。企業実在認証SSLは登記事項証明書などの書類や電話確認が必要なSSLで、個人や個人事業主では取得できません。そのため、取得することで企業としての信頼を得られます。
実在証明拡張型SSLは、企業実在認証SSLに加えて担当者や責任者の確認まで行われる、取得審査が厳しいSSLです。その分信頼度は3つの中で最も高く、ECサイトや金融機関のホームページなど、個人情報を扱うホームページに適しています。
CMSなどの利用料
ホームページにCMSを利用している場合は、利用料も必要です。CMSとはContents Management Systemの略で、ホームページ構築に関する専門的な知識がなくても、ブログのような感覚でホームページを更新できるシステムです。コンテンツが一元管理されていることが特徴で、データベースにある画像やテキストなどを組み合わせてページを自動作成します。
WordPressなどのオープンソースCMSは基本的に無料で利用できますが、商用CMSの場合はシステム利用料がかかります。機能やサポートの内容で差はありますが、月額3,000円~10万円程度です。
CMSのメリットは、ホームページの運営コストが削減できることです。本来ホームページの更新を行うには、Webデザインやコーディングといった専門知識が必要です。社内にスキルを持った人材がいない場合、更新を外注することになり、更新の頻度やホームページの規模によっては大きな費用がかかります。
しかし、CMSはテンプレートを利用して簡単に更新作業ができるため、自社内で更新作業が可能です。自社内で作業を行うことで、外注費用の削減になるだけなく、スピーディな更新も可能になります。
2. ホームページの管理費
ホームページの運営には、いくつかのリスクがあります。特に、セキュリティとバグのリスクにはしっかり対応しておく必要があります。ここではホームページの管理費として必要な、セキュリティとバグの対策費について詳しくご紹介します。
セキュリティ対策費
セキュリティ対策費は、企業がホームページを運営する上で非常に大切な費用です。
警察庁が発表している「不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況」によると、令和5年の不正アクセス行為の認知件数は6,312件で、検挙件数も500件を超えています。
多くがオンラインゲームやコミュニティサイト、会員制サイトにおける不正利用で、ユーザーはもちろん、運営側でも不正利用されないための対策が求められています。特にECサイトなどの個人情報を扱うホームページでは、有償でもしっかりしたセキュリティ対策を行うことが重要です。
レンタルサーバーの場合、管理会社である程度のセキュリティ対策を講じています。ただ、セキュリティ対策が有償となるレンタルサーバーもあり、その場合は月に1,000円~2万円程度必要です。これに加えて、ホームページの改ざん防止ツールを導入する場合は6,000円~2万円程度、脆弱性診断ツールを導入する場合は3万5,000円〜6万円程度かかります。いずれもチェックするページ数や依頼数に応じて金額が変化します。
また、万一セキュリティ事故が発生した場合の原因究明や賠償にも費用がかかります。事故の内容や被害人数によりますが、原因究明には数千万円の費用がかかるとも言われています。加えて、個人情報漏洩時の損害賠償として、1人あたり3,000円~5,000円程度を支払わなければなりません。中には、漏洩による二次被害が発生し、1人あたり3万5,000円の賠償額となった事例もあります。
こうした事態になっても支払いができるように、事前にサイバー保険に加入しておく方法もあります。サイバー保険とは、セキュリティ事故が発生した場合にかかる費用を賄える保険です。セキュリティ対策の実施状況や業種、売上高で保険料は変わりますが、年商1億円なら月額30万円程度となります。
CMSのセキュリティリスクに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご一読下さい。
▼4社に1社が未対応?CMSに潜むセキュリティリスク、その危険性と対策について解説します
バグの対策費
ホームページでは、バグや障害などのトラブルが発生する場合があります。特にサーバーやツールのアップデート時や、コーディング時の記述ミスなどで起こる可能性が高いです。
こうした事態に備えて、バグ対策の費用も用意しておきましょう。自社で対応できる場合には費用はかかりませんが、制作会社などにバグ対応を依頼する場合、修正1回につき2,000円~3万円程度かかります。金額はバグや障害の種類、規模によって変動します。
制作会社によっては民法上の瑕疵担保責任に則って、1年間の保証期間がある場合もあります。期間内であれば無料で対応してもらえますが、期間は3ヶ月や半年の場合もあるため、契約時に確認が必要です。
バグや障害は発生後に対応すると多額の費用がかかるため、事前対策を行ってリスクを減らしておくことが重要です。もし費用を抑えたい場合は、制作会社と月額式の保守契約を結ぶのも良いでしょう。月額契約を結んでおくことで、バグが発生した場合にすぐに対応してもらえます。月額で保守管理を依頼する場合の費用は月額1万円~10万円程度で、保守範囲によって金額が変動します。
3. ホームページの更新費
ホームページで集客や売上アップを目指す場合、定期的な更新が必要です。CMSを利用すれば自社で更新を行うことも可能ですが、制作会社に依頼する場合は依頼のたびに費用がかかります。ここでは更新費について、詳しくご紹介します。
お知らせなどの更新費
お知らせなどの更新費用は、内容によって違いがあります。基本的には、回数や箇所、枚数、文字単価などで設定されていることが多いですが、制作会社や内容によっては、更新にかかった時間で請求されることもあります。
たとえば、現状のコンテンツに新しい写真を追加したい場合、差替の相場は1箇所につき3,000円~です。撮影を制作会社に依頼する場合は1枚あたり1,000円以上の費用がかかるでしょう。更新頻度にもよりますが、大体月額5,000円〜2万円が相場とされています。更新頻度が多い場合は、2万円~5万円ほどかかるでしょう。ただ、内容や量によって価格が大きく変わるため、基本的には更新のたびに見積をとって対応してもらいます。
外注は、自社の都合に関係なくクオリティの高い更新ができることがメリットです。ただし、その分費用はかかるため、ホームページにかけられるコストを考えて、事前に外注する部分を明確にしておくことが大切です。なるべくコストを抑えたい場合には、自社内で更新作業ができるCMSなどの導入を考えましょう。
コンテンツ制作費
ホームページでは、イベントの告知や新しい読み物など、コンテンツを追加するケースも多いです。Webデザインやライティング、LP作成などのスキルがある場合には自社内で対応することも可能ですが、スキルがない場合には外注するための費用が必要です。
コンテンツ制作は内容によって大きく費用が変わります。下記にコンテンツ制作に必要な作業の費用をまとめました。
制作内容 | 費用 |
新しいページの追加 | 1万5,000円~/1ページ |
新しいページの追加(ビジュアル重視) | 3万円~/1ページ |
イラスト・バナーの作成 | 5,000円~/1個 |
ライティング | 5円~10円/1文字 |
記事監修 | 5,000円~3万円/1記事 |
記事監修(医師や弁護士など、より専門性が高い場合) |
3万円~5万円/1記事 |
更新作業を月額契約している場合は、月額費用の中で作業をしてもらえるケースが多いです。可能な作業内容は契約時にサポート内容として提示されているため、事前に確認しましょう。月額契約の費用は5,000円~10万円で、サポート内容によって変動します。
4. ホームページの販促費
ホームページは、作っただけでは集客できません。効果的に集客を行うためにはホームページを知ってもらうための施策を行って、ユーザーをホームページに呼び込む必要があります。ここではホームページの販促費について、詳しくご紹介します。
Web広告費やSEO対策費用
ホームページでの集客を行う方法は、主に「Web広告」と「SEO対策」があり、どちらも費用がかかります。
Web広告は検索エンジンやアフリエイトサイト、SNSなどに広告を出して集客する方法です。ターゲティングや効果測定がしやすく、比較的安価で始められることがメリットです。
一方、SEO対策とは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、有益なコンテンツの発信や、内部構造・外部リンクなどを適切に整備することで、検索エンジンで上位表示されるようにする中長期的な施策です。コストを抑えて集客ができるほか、一度上位表示されれば大きくアルゴリズムが変わらない限り、長期的にその位置をキープできるなどのメリットがあります。
Web広告
Web広告にはいくつかの種類がありますが、ここでは主にリスティング広告の費用についてご紹介します。
リスティング広告とは「検索連動型広告」のことで、検索結果に表示される広告です。検索エンジンで検索をした際、上部に「スポンサー」と表記されているホームページがあるのを目にされた方は多いと思います。あれがリスティング広告です。
リスティング広告は、クリック課金に加えてオークション制を採用しています。クリック課金とはクリックされた分の広告費用がかかる仕組みで、オークション制とはキーワードにおける広告出稿の権利をオークションで決める仕組みです。
キーワードで広告出稿ができる枠には限りがあり、キーワードに対して高い金額を出したところが出稿の権利を得ます。当然、人気のキーワードは1クリックあたりの金額が高くなり、広告費用も高額になります。たとえば、1クリック100円で落札されたキーワードなら100クリックで1万円ですが、1クリック1,000円で落札されたキーワードであれば、同じ100クリックでも10万円の費用が必要です。相場は、月額20万円~30万円程度と言われています。
Web広告にはリスティング広告以外にも、広告枠に出稿できるディスプレイ広告、アフリエイターのサイトやブログに掲載してもらうアフリエイト広告、InstagramやXなどのタイムラインに出稿するSNS広告などがあります。いずれも課金方法や費用が異なるため、事前に確認して最適なものを選びましょう。
Web広告は即効性が高い一方、集客を続けるためには費用をかけ続ける必要があります。コストを抑えたい場合には、これからご紹介するSEO対策も検討すると良いでしょう。
SEO対策
SEO対策は自社内で行う場合、費用はかかりません。ただSEO対策には複数の施策が必要で、専門的な知識が必要な場合もあります。外部に依頼をする場合は、外注費用が必要です。
SEO対策は中長期的な施策であることもあり、一定の月額料金を支払って、対策を依頼する場合が多いです。たとえば、被リンクを増やすなどの施策を行う外部SEO対策の相場は、月に1万円~15万円ほど。記事作成などのコンテンツで集客を行うコンテンツSEOは、月10万円~50万円が相場です。
内部・外部・コンテンツなど、すべてを含めたSEOコンサルティングを行う場合は、月10万円~50万円ほどかかります。月額制が基本ですが、中には上位表示された場合のみ費用を支払う成功報酬型や、一括で支払って期間内のサポートを行う一括支払い型もあります。
SEO対策は、Web広告と違い即効性がありません。効果が現れるのは、早くても施策を開始してから3ヶ月後と言われています。ただし、一度上位表示されればその後も継続的に上位表示される可能性が高く、安定した集客が見込めます。
外注する場合は、対応してくれる範囲をよく確認しましょう。SEO対策はさまざまな施策があるため、お互いが対応する範囲を明確にした上で実行しないと、費用をかけても効果が出ないことがあります。
ホームページの集客に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご一読下さい。
▼おすすめのホームページ集客はこれ。目的や費用から選ぶポイントもご紹介
ホームページ維持管理のポイント
ホームページを維持管理していくには、維持費を確保することはもちろん、外部依頼の範囲やリニューアルの検討についても考えておく必要があります。ここからはホームページ維持管理のポイントをご紹介します。
サーバーとドメインは自社で管理
ホームページの保守管理を外部に依頼する場合でも、サーバーとドメインは自社で管理しましょう。サーバーとドメインの管理も外注することは可能ですが、その分管理費がかかります。自社内で管理することにより管理費を抑えられます。
また、サーバーとドメインの管理を外部委託していると、委託先を変更したい場合にサーバー内のデータを渡してもらえない、ドメイン移管に応じてもらえないなどのトラブルに発展することがあります。特にドメイン移管に応じてもらえないと、新しいドメインを取得することになり、名刺やパンフレット、メールアドレスなどの変更を余儀なくされます。
加えて、管理費の支払いを辞めた途端にホームページが表示されなくなるなどのトラブルも考えられます。こうしたトラブルを未然に防ぐため、サーバーとドメインは自社で取得し、管理するようにしましょう。
ただし、サーバーとドメインには一定の期限があり、期限内に費用を支払わないとホームページが表示されなくなります。自社で管理する際には、期限をしっかり把握して、期限内に費用を支払いましょう。
どこまで外部に依頼するかを決める
ホームページの更新や管理を依頼する場合は、依頼する範囲を明確にしましょう。ホームページの運営では、外注しようと思えば、制作から運営まですべて外注することも可能です。ただ、ホームページは長期的な運営が基本であるため、すべてを外注して運営し続けるには多額の費用が必要になります。
特に外注先の対応が遅い、質が良くないなどの場合、外注先に依頼を続けることは難しいです。そうした場合には、CMSを導入して自社内で一部業務を担当することも検討しましょう。
3〜5年でリニューアルを検討
ホームページの維持管理では、リニューアルを視野に入れておきましょう。一般的には3年~5年程度でリニューアルするのが良いとされています。
ホームページはメンテナンスをしっかり行っても、必ず古くなります。新しい技術ができたり、ユーザーのニーズが変化したり、デザインの流行り廃りがあったりと世の中は常に変化しています。ホームページもこの動きに合わせて変化していく必要があります。
たとえば、以前はモバイルからの閲覧に関してさほど重視されていませんでしたが、現在はスマートフォンからの閲覧が増えたことにより、ホームページにおけるモバイル対応はほぼ必須となっています。
制作の段階からリニューアルがあることを前提に、リニューアルの予算確保やリニューアルしやすい環境などを整えておきましょう。
ホームページは社内で更新すれば更新費はかからない
ここまで、ホームページの維持費についてご紹介してきました。ホームページの運営ではどうしても専門的な知識やスキルが必要な部分もありますが、お知らせの更新や簡単なページの作成など、さほどスキルが必要ない箇所は自社で行うことで費用を抑えられます。
しかし、ITの知見がない人にとって、制作会社と同じようなスキルでホームページの更新を行うことは難しいです。そこで、ITやデザインのスキルがなくても使いやすいCMSの導入をおすすめします。
「誰でも使える」がコンセプトのCMS
SITEMANAGEの管理画面
株式会社シフトが自社開発した「SITEMANAGE」は、ITに不慣れな人でも使いやすい操作性が自慢。お知らせの更新はもちろん簡単なコンテンツページも自社で作成することが可能です。
SITEMANAGEの特長についてはこちらのページを御覧ください。
▼SITEMANAGEとは
株式会社シフトではホームページの制作から集客施策までワンストップで対応しています。「ホームページから問い合わせが増えない」、「今使っているCMSが使いにく」など、ホームページの運用に関する悩みを抱えている方はこちらからお問い合わせ下さい。
⇒ホームページの運用について相談する
まとめ
ホームページを維持していくには、基本的な維持費のほか、更新費用、販促費用などさまざまな費用がかかります。コストを抑えたい場合には、一部を自社内で対応できるようにして外注先との対応範囲を明確にしましょう。またCMSを利用することで、自社内でもスピーディに更新ができるようになります。
ホームページは中長期的に運営を行います。自社に無理のない範囲で運営が続けられるよう、維持管理にかかる費用をしっかり把握しておきましょう。