こんにちは、株式会社シフト データアナリスト担当『H』です!
本日は『リスティング広告』の「検索キーワード」についてご紹介させていただけばと思います。
◆テーマ:『リスティング広告の検索キーワードの決め方』
1.『リスティング広告 検索キーワード』の必要性
2.『キーワードの選択方法』について
3.『キーワードのリストアップ』について
4.まとめ
1、『リスティング広告 検索キーワード』の必要性
Google、Yahooなどの検索エンジンでは、世界中で様々な『検索キーワード』で調べられています。
直接的に検索するユーザーもいれば、いくつかのキーワードを組み合わせて検索するユーザーもいます。
『検索キーワード』はユーザーの興味や関心を表しています。
この『検索キーワード』は個別的な内容もありますが、今ヒットしている「キーワード」や「流行」も反映されています。
ユーザーはどのような「キーワード」で検索しているかを把握することができれば、
ユーザーがどの「キーワード」で検索しているのかをつかむことができます。
『リスティング広告の検索キーワード』は、ユーザーのニーズを知ることで自社にとって適切な「キーワード」で
「リスティング広告」を出稿することができるので比較的「費用対効果」が高いとも言えます。
『検索キーワード』をきちんと把握することで、「費用対効果」が高い「リスティング広告」を打ち出すことができます。
では、どのように『検索キーワード』を選択していけばいいのでしょうか。
次は「キーワードの選択方法」について、ご紹介させていただければと思います。
2、『キーワードの選択方法』について
『キーワードの選択方法』については、いくつか方法があります。
キーワードツールなどを使いながら、まとめていき「キーワード」を作成していくのが最適です。
選択方法の一つとして、『Google広告 キーワードプランナー』を使うことが良いとされています。
「キーワードプランナー」は「Google広告」のアカウントがあれば使用することができます。
「キーワードプランナー」を使用すると検索キーワード候補がリストで表示されます。
「月間平均検索ボリューム」「競合性」「推奨入札単価」の指標が表示されます。
<3つの指標>
・「月間平均検索ボリューム」
月間平均検索ボリュームは、1ヶ月間でそのキーワードが何回検索されたかを表示します。
この検索回数が多ければ「ビックキーワード」つまりユーザーがよく検索している「キーワード」を指します。
逆に少なければ「スモールキーワード」と呼ばれあまり検索されていない「キーワード」となります。
「ビックキーワード」は、誰でも分かるキーワードからユーザーの流入は増えます。
しかし、1つのキーワードだけだとそのキーワードと他のキーワード合わせて検索される恐れがあり
「コスト」がかかってしまうケースもあります。
「スモールキーワード」は、「ビックキーワード」と比べて広告掲載者と「キーワード」のマッチングは非常に高くなりますが、
そもそも検索する母数が少ないので大きな流入は少ないと言われます。
・「競合性」
競合性は、そのキーワードで他の広告掲載者がどれくらいいるかやどのくらいの費用をかけているかなどをGoogle側が判断し、
競合他社が多いかを判断します。
ただし、競合他社が多いといって広告が表示されないわけではありません。
「上限クリック単価」や「広告の関連性」で決まる「広告ランク」が高ければ、表示されることもあります。
・「上限クリック単価」
「Google広告」は、入札制を採用しております。
1クリックあたりの単価を「上限クリック単価」と呼んでおり、
そのキーワードを表示するために推奨しているのが「上限クリック単価」と言います。
そのキーワードに対して、競合他社が多ければGoogle側は「入札単価」を引き上がります。
競合他社が多く、「入札単価」が高いキーワードを選択してもサイトの内容とマッチしない場合に
「広告ランク」を下げられる要因にもなるのであまり勧められません。
キーワードの「入札単価」が高いからといって、全く出稿をしないというのでは「リスティング広告」に掲載する意味合いが無くなってしまいます。
全体の予算を考慮して、表示させたい「キーワード」はサイトの内容とマッチングさせられるような「キーワード」を選択していけば問題ありません。
サイト内容を把握しておくことも「キーワード選択」する上で重要です。
『キーワードの選択方法』は『Google広告キーワードプランナー』を使って、
自社にとってよりよい「キーワード」を選択していくことが「広告掲載」の第一歩になります。
『Google広告キーワードプランナー』で「キーワード」が決定したら、よりマッチングする「キーワード」を選出していく必要がでてきます。
次に『キーワードのリストアップ』について、ご紹介させていただきたいと思います。
3、『キーワードのリストアップ』について
【一番掲載したいキーワードを探す】
「リスティング広告」で一番ユーザーに検索をかけてもらいたい「キーワード」をピックアップします。
「ブランド名」「社名」が有名である場合、これらを中心にキーワードをピックアップしていくようにします。
これらのキーワードが「SEO」で上位表示しているのであれば、これ以外を「キーワード」をピックアップしても構いません。
【一番掲載したいキーワードを別の表現にする】
一番掲載したいキーワードを言い換えがきくのであれば、その言い換えられる「キーワード」も考えておくと良いです。
「外食産業」が一番掲載したい「キーワード」であれば、「ファストフード」などの言い換えがきく「キーワード」として盛り込んでおくこと良いです。
【課題型・場面型キーワードに変換する】
一番掲載したいキーワードを課題型・場面型のキーワードに変更してより「キーワード」の幅を広げます。
一番掲載したいキーワードが「鍋」である場合、課題型のキーワードとしては「風邪」「寒気」などで
場面型キーワードとしては「こたつ」「夜ご飯」などでキーワードの幅が広げられます。
場面型キーワードは、幅が広いため検索するユーザー目線で考える方が良いです。
あまり広げすぎても、連想できないものになりかねないので注意が必要です。
【関連キーワードを選択】
キーワードの選定が終了したら、主要となるキーワードの関連する言葉も探しておくと便利です。
【不要キーワードを洗い出し】
「キーワード」のリストアップが出来てきたら、不要キーワードを探していきます。
不要キーワードで流入したとしても、サイトとのギャップがあれば無駄なクリックが増えたり、極端に検索数が少ないのでは流入も期待できません。
そんなことが無いように『Google広告キーワードプランナー』を使用しながら、
「月間平均検索ボリューム」「競合性」「推奨入札単価」を参考に不要キーワードを見つけていくと良いです。
【組み合わせキーワードのリスト化】
1つの「キーワード」では検索するユーザーの「検索キーワード」を満たすことは難しいです。
「場所△外食」のようにいくつかの「キーワード」を掛け合わせていく方がユーザーに検索されやすいです。
先程の「鍋」を例に取ると、「X社」が「鍋」を作っているとすると
「X社△鍋」というような「社名」を中心とする「広告グループ①」と「鍋△おすすめ」などの「鍋」を中心とする「広告グループ②」に分けられます。
「社名」に近いキーワードであれば「広告グループ①」、「鍋」に近いキーワードあれば「広告グループ②」にしていき「広告グループ」を完成させていきます。
『キーワードのリストアップ』は、一番掲載したいキーワードを探していきながらキーワードを増やしていきながら
『Google広告キーワードプランナー』で不要キーワードを除外していき「広告グループ」にまとめていくのが良いです。
『リスティング広告の検索キーワードの決め方』は、非常に奥が深いと思いました。
「キーワード」の選択がずれていると、サイトとミスマッチしたクリックが増えてしまったりするので
「広告掲載」までは「キーワード」の選定はきちんと行った方が良いと思います。
主要キーワードを選定していき、関連キーワードなどでキーワードを厚くしていき不要キーワードをふるい落としていく。
これが『リスティング広告の検索キーワードの決め方』の一つの流れとなっております。
まとめ
1.『リスティング広告の検索キーワード』がきちんとされていれば「費用対効果」が高い
2.「キーワード」の選択は『Google広告キーワードプランナー』を使う
3.『キーワードのリストアップ』は「キーワード」を厚くしつつ、不要キーワードを削る
本日のブログで、『リスティング広告の検索キーワード』の理解が深められば幸いです。
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この記事を書いた人
- マーケター A.A
- 上級ウェブ解析士をはじめ、ウェブマーケティングに関する資格を多数保有。確かな分析スキルでポータルサイトやECサイト、リスティング広告の効果測定まで、幅広い案件を行う。