CMSはコンテンツを一元管理でき、また専門知識がなくてもWebサイトの作成・運用ができるツールです。更新を自社でできる点が大きなメリットであり、外注コストを抑えたい企業に適しています。コーポレートサイトをCMSで構築している企業も少なくありません。

ただ、現在CMSは非常に多くの種類があり、特徴もさまざまです。機能やセキュリティ、サポート、拡張性などを意識して自社に適したCMSを選ぶ必要があります。

本記事では、CMSでコーポレートサイトを構築する際の注意点や、自社に適したCMSの選び方などをご紹介します。後半では、成功事例を課題や効果とともにご紹介していますので、コーポレートサイトにCMSの導入を考えている方はぜひご覧ください。

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そもそもコーポレートサイトとは？

コーポレートサイトとは「企業の紹介をするサイト」です。ユーザーに事業内容や実績などを公開し、周知することを主な目的としています。

コーポレートサイトの大きな特徴は、ユーザー層が広いことです。企業の商品やサービスに興味を持っている顧客はもちろん、就職したいと考えている求職者、企業に投資する投資家など、さまざまなユーザーがコーポレートサイトを閲覧します。

そのためコーポレートサイトでは、会社概要や自社の強み、サービス内容、実績などのほか、採用情報やIR情報も掲載されます。このほか、よくある質問やお問い合わせフォームなどを備えているものが一般的です。近年では、サービスやブランド、採用情報などについて、コーポレートサイトとは別に独立したサイトを作成するケースも見られます。

コーポレートサイトと似たものに「ホームページ」がありますが、ホームページは本来サイトのトップページを指します。ただし、現在では「Webサイト」と同様の意味で使われることが多いです。

ホームページは目的や内容によって種類が分かれており、たとえば採用を目的とするホームページは「採用サイト」、販売を目的とするサイトは「ECサイト」と呼ばれます。コーポレートサイトは企業紹介を目的としており、ホームページの一種と言えます。

コーポレートサイトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▼企業がコーポレートサイトを制作する目的とは。作り方やリニューアル時の注意点も解説

CMSとは？

CMSとはContents Management Systemの略で、コンテンツを一元管理するツールです。画像やテキストなどのコンテンツを組み込んで、自動でページを作成します。そのため、本来なら各ページで追加や修正が必要なコンテンツでも、元となるコンテンツを修正すれば、すべてのページで自動的に適応されます。

またCMSの大きな特徴が、プログラミングの知識がなくてもWebサイトを作成・編集できることです。直感的な操作や見たまま編集など、初心者でも利用しやすい機能が充実しています。外注する必要性がなくなるため、Webサイトの更新費用削減が可能です。自社内で更新することにより、更新スピードの向上も期待できます。特に高品質な情報を定期的に発信するコンテンツマーケティングを考えている場合、自社内で更新できることは大きなメリットになるでしょう。

また複数人で同時に編集できるため、部門ごとにアカウントを作って、各部門で自由に更新といった使い方も可能です。

CMSにはソースが公開されている「オープンソースCMS」と、企業が開発し有料で提供する「商用パッケージCMS」があります。有名なCMSである「WordPress」はオープンソースCMSです。

CMSについてはこちらの記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご一読下さい。
▼CMSとは？基礎知識、導入メリットや選定ポイント

コーポレートサイトにCMSを導入するメリット

コーポレートサイトにCMSを導入すると、更新スピードや頻度の上昇、コストや時間の削減などが期待できます。また専門知識も不要なため、誰でも更新が可能です。ここではコーポレートサイトにCMSを導入するメリットをご紹介します。

サイトの更新がいつでもできるようになる

コーポレートサイトにCMSを導入すると、いつでも更新が可能になります。

コーポレートサイトでは、定期的な更新が必要です。更新の頻度が著しく低いコーポレートサイトは、ユーザーを不安にさせ、リピート率も低下します。加えてGoogleのような検索エンジンは新しい情報を優先的に上位表示するため、情報が古いとSEOにも不利となります。

また、Webサイトの更新を外注すると、情報がユーザーに届くまでにタイムラグが生じます。特にスピード感を求められる情報の発信が遅いと、ユーザーからの印象が悪くなるでしょう。

こうしたことから、コーポレートサイトでは最新情報を常に発信できる環境が必要です。CMSを導入すると自社のタイミングで更新ができるため、リアルタイム情報をユーザーに共有できます。

たとえば、急なトラブルなどで営業時間が変更になった場合や、鮮度が大切なニュース記事などの場合にスムーズな情報発信が可能です。外注先とのやり取りや、外注によって発生するタイムラグ・費用への配慮も必要ないため、定期的な更新が行いやすくなるでしょう。

運用コストや時間を削減できる

コーポレートサイトにCMSを導入すると、運用コストや時間の削減にもなります。

コーポレートサイトの作成や更新を外注すると、費用がかかります。規模や外注先、内容にもよりますが、コーポレートサイトの作成費用は50万円～100万円程度が平均的で、集客やブランディングも行う場合、300万円以上必要です。加えて更新を行うと、テキストページ１ページにつき１万5,000円程度、画像などが必要になる場合やデザイン性の高いページの場合は、さらに費用がかかります。

特に、コーポレートサイトでコンテンツマーケティングを考えている場合、更新頻度は高めになることが一般的です。外注で高品質なコンテンツの作成は可能ですが、毎回更新を依頼するとかなり費用が嵩みます。

CMSを導入すると自社内での更新が可能となり、外注のコストが大幅に削減できます。またCMSにはテンプレートも用意されているため、デザインにかかる時間を短縮しつつ、デザインを統一できるメリットもあります。

誰でも更新ができるようになる

CMSをコーポレートサイトに導入することで、誰でも更新が可能になります。

先述したように、CMSは専門知識がなくてもサイトの作成や更新ができます。本来、Webサイトを作成・更新するには、HTMLやCSSなどのコーディング・プログラミングの知識が必要です。

しかし、CMSではこれらの知識がなくても簡単に更新ができるため、Webサイトの属人化を防げます。属人化を防ぐことで担当者の負担が軽減されるだけでなく、担当者を複数割り当てて、担当箇所のみを更新するといった分業化も可能です。

また、知識がなくてもマーケティングしやすいことも特徴です。CMSには、キーワードの最適化やディスクリプションの設定といったSEOに必要な機能が組み込まれており、SEO対策がしやすくなっています。近年必須とされているレスポンシブデザインへの対応も容易です。

コーポレートサイトにCMSを導入する際の注意点

自社内での更新が可能でコストや時間も削減できるCMSですが、他社との差別化やカスタマイズ性など、注意しておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、コーポレートサイトにCMSを導入する際の注意点をご紹介します。

他社サイトとの差別化をどうするか

コーポレートサイトにCMSを導入する場合、他社のWebサイトとの差別化を考えましょう。

CMSを利用したコーポレートサイトでは、既存のデザインテンプレートを利用することが一般的です。他社と同じデザインテンプレートを利用すると、コーポレートサイトのデザインが似てしまう可能性があります。

CSSを編集することでデザイン変更が可能ですが、知識がない状態でCSSを編集すると、予期しないデザインになり元に戻せなくなることも考えられます。そのため、デザインも含めて他社との差別化を考えることが大切です。

デザインに関しては、作成時に自社のイメージカラーや目指すイメージを伝えて、専門知識を持っている制作会社に外注する方法があります。またデザインでの差別化が難しい場合は、独自のコンテンツや徹底したUI、サポート体制など、デザイン以外で差別化を図りましょう。

たとえば社員の商品・サービスにかける想いや、完成までのストーリーなどを発信してユーザーの共感を得たり、問い合わせへのレスポンスをスピーディにしたりする方法があります。

CMS導入後の運用負担をどうするか

CMSを導入する際は、ランニングコストなどの運用負担を考えましょう。

たとえばパッケージCMSのクラウド型を利用する場合、導入時の費用に加え、一般的には月額使用料を支払い続ける必要があります。月額使用料は安価なものがほとんどですが、長年支払い続けることでコストが高額になりがちです。一方、費用を抑えようとオープンソースCMSを選択しても、セキュリティの強化やトラブル対応を自社で行う必要があるため、手間と時間がかかります。

加えて、コーポレートサイトはリニューアルを行うことが多いです。LE PROJETの調査によると、Webサイトのリニューアル周期は、5.5年とされています。リニューアルではデザインの刷新などを行うことが多く、知識がない場合は外注するコストがかかります。（参照：ウェブサイトのリニューアルは「5.5年」に1回。日経225構成企業のWEBサイト分析からわかること。）

また管理画面のUIや操作に慣れるまでは、更新にも時間がかかるでしょう。ベンダーのサポートがある場合は使い方などの指導がありますが、サポートがない場合は自分で使い方を調べて覚える必要があります。実際に導入してみたら、使いにくく更新が面倒になってしまうという可能性も考えられます。

導入前に必要なコストを理解して無理なく支払えるか確認する、デモで使い心地を試すなど、導入前の下調べが大切です。

カスタマイズできるか

コーポレートサイトにCMSを導入する際は、カスタマイズについても確認しましょう。

先述したようにCMSはデザインテンプレートを利用してWebサイトを構築するため、他サイトとの差別化が課題となります。また、CMSはデフォルトの状態だと限られた機能しか利用できません。差別化のためには、カスタマイズ性の高いCMSを導入して、デザインや機能、コンテンツに独自性を持たせましょう。

カスタマイズを確認する際に大切なことは、自社の運用方法に適したカスタマイズが可能かという点です。自社が目的を達成するために必要な機能などを事前に把握しておき、カスタマイズによって実現可能かを確かめましょう。運用負担と同様に、デモでカスタマイズ性を確認しておくと良いでしょう。

ただし、カスタマイズを行うには専門知識が必要です。CMSによってはカスタマイズに追加料金が発生する場合もあるため、自社で確保できる人材や知識、コストなども考慮してCMSを導入しましょう。

ちなみに、シフトが独自開発したCMS「サイトマネージ」は、全社オリジナルデザイン、ランニングコスト0、仕様をこまかくカスタマイズできるのが特長です。
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CMSを導入する前に決めておきたい事

CMSは自社に合ったものを選ぶことが重要です。導入前に、コーポレートサイトの目的やCMSの比較ポイントなどを事前に決めておきましょう。また自社で行う作業と制作会社に依頼する作業を明確にしておくことも重要です。ここではCMS導入前に決めておきたいことをご紹介します。

サイト構築の目的を明確にする

まずはコーポレートサイトを構築する目的を明確にしましょう。CMSは自社が作りたいコーポレートサイトをイメージし、目的達成に必要な機能やデザインが揃っているものを選びます。目的が明確になっていないと、適切なCMSを選べません。適切なCMSを選べないと、無駄なコストや手間がかかってしまい、効果的なコーポレートサイトにすることが難しくなるでしょう。

コーポレートサイトは基本的に「自社をユーザーに知ってもらうこと」を目的としていますが、顧客や投資家とのコミュニケーション、売上アップ、採用活動など、さまざまな情報を発信します。しかし「ユーザーに知ってもらう」や「売上アップ」では漠然としているため「3月末までにPV数10万達成」など目的達成に必要な「目標」を具体的な数値に落とし込むことも大切です。

具体的な数値になることで、目指すべきゴールを明確にできます。目的が明確になってから「目的を達成するために適したCMS」という視点で選びましょう。

比較するポイントを決めておく

CMS導入の前に比較するポイントを決めておきましょう。複数のCMSについて比較ポイントを確認し、自社に最も適したものを選びます。

代表的な比較ポイントは、以下の4つです。

• カスタマイズ性：機能の追加や拡張、デザイン変更など
• 費用：初期費用・ランニングコストなど
• セキュリティ対策：対策の内容など
• サポート：サポートツールやサポート体制など

上記を比較して自社の要望に合ったものを選ぶことが基本です。

カスタマイズ性については、今必要な機能はもちろん、今後必要になりそうな機能も書き出しておきましょう。将来的にカスタマイズでの対応が難しくなると、リニューアルの際にCMSを移行する手間や費用がかかる可能性があります。費用は初期費用だけでなく、ランニングコストやカスタマイズに必要な費用なども検討することが重要です。

セキュリティ対策やサポートでは、必要なセキュリティ内容とサポートを決めておきます。特にITに強い人材が社内にいない場合、セキュリティ対策とサポートが充実したCMSが良いでしょう。

全ての要望をクリアするCMSが見つからない場合を想定して、項目には優先順位をつけておきましょう。優先順位の高いものから絞り込んで、CMSを選定します。

制作会社に依頼することを決めておく

CMS導入前に、自社で対応する部分と制作会社に依頼する部分を明確にしましょう。お互いの担当範囲を明確にしておくことで、効率的な運用ができます。

おすすめは「固定化されたページは制作会社、頻繁に更新が必要なコンテンツは自社」というスタイルです。コーポレートサイトの場合、会社概要のように内容が基本的に固定されているページと、ブログのように頻繁に更新されるコンテンツがあります。頻繁に更新されるコンテンツを制作会社に依頼すると時間もコストもかかるため、自社で対応することが望ましいです。

ただしコーポレートサイトの規模が大きい場合や、社内リソースが不足している場合には、制作会社への依頼も検討しましょう。制作と更新を同じ制作会社に依頼する場合は、運用費用の中に数回の更新費用が含まれている場合もあります。運用費用の詳細なども制作会社に確認し、どこまで依頼するのか決めましょう。

自社に適したCMSを選ぶポイント

自社に適したCMSを選ぶには、目的や運用スタイル、セキュリティ、サポートなどを比較検討する必要があります。自社に適したCMSを選べれば、運用が効率的になり、成果も上がりやすくなるでしょう。ここでは自社に適したCMSを選ぶポイントをご紹介します。

自社の目的やサイト規模にマッチしているか

CMSはコーポレートサイトの目的や規模にマッチすることが重要です。これらがマッチしていないと運用が非効率的になり、余計な費用や手間がかかることになりかねません。

CMSは規模別に特徴があります。小規模向けのCMSは価格が安価で、無料で利用できるものも多いです。しかしセキュリティやサポートが充実しておらず、また管理機能を備えていないものもあるため、ある程度の専門知識を備えた人材がセキュリティや管理などを担当する必要があります。

大規模向けのCMSは機能が豊富で、特に管理機能が充実していることが特徴です。ただし、費用は高額で導入も複雑な場合があるため、専門知識のある人材が制作会社と入念に話し合う必要があります。中規模向けは大規模向けと基本機能は同じです。ただし、ベンダーごとに特徴があるため、各CMSをよく確認しましょう。

こうした規模ごとの検討に加え、目的を達成するために必要な機能、セキュリティ対策、サポートなどを判断します。自社の要望に当てはまるCMSを選びましょう。

自社の運用スタイルとマッチしているか

CMSを選ぶ際は、自社の運用スタイルとのマッチも大切です。CMSの最大のメリットは「いつでも、誰でも更新ができること」ですが、マッチしていないCMSを選ぶことで、メリットが失われる可能性があります。

CMS運用でポイントになるものが「操作性」です。CMSは複数人で運用をしていくことがありますが、全員がCMSやITに詳しいわけではありません。中にはITに疎い人やCMSを初めて利用する人もいるでしょう。複数人での運用を考えている場合は初心者のことも考え、直感的でわかりやすく、操作性に優れたCMSを選ぶことが大切です。初心者にわかりやすいCMSを選ぶと、担当者が変わっても操作が覚えやすいでしょう。

また、そもそもCMSを導入しない方が良い場合もあります。それは、コーポレートサイトの更新頻度が低い場合です。更新頻度が低い場合、CMSを導入してランニングコストを支払うよりも、更新の都度制作会社に依頼した方が安価になることがあります。

逆に更新頻度が高いと古い情報が流れやすいため、UIに配慮する必要があります。そのため運用スタイルや更新頻度については、設計の段階で決めておきましょう。

セキュリティやサポート体制があるか

CMSを選ぶ際には、セキュリティやサポート体制も確認しましょう。

クラウド型やオープンソース型は、インターネット上で利用するCMSのため、セキュリティリスクをゼロにはできません。特にオープンソース型はソースが公開されていることから、悪意あるユーザーの標的になりやすいデメリットがあります。加えて、セキュリティ対策やサポートが十分でないため、自社でセキュリティ対策やトラブル対応を行うスキルが必要になります。

コーポレートサイトでは、お問い合わせフォームなどで顧客の個人情報を扱うこともあるでしょう。個人情報が流出すれば、二次被害がなくても1人あたり3,000円～5,000円、仮にセンシティブな情報の漏洩や二次被害が発生した場合は、3万円〜5万円の賠償を命じられる可能性もあります。

自社にセキュリティ対策やトラブル対応を行うスキルがない場合は、セキュリティ対策やサポートが充実しているCMSを選びましょう。アップデート状況やSSL・二段階認証などのセキュリティ機能、権限設定の柔軟性を確認します。

サポートは特にトラブル時の対応が重要です。迅速で的確な対応をしてくれるCMSを選びましょう。コミュニティが活発なCMSを選ぶと、問題が発生した際に自社で解決できる可能性もあります。

カスタマイズができるか

CMSではカスタマイズができることも重要な要素です。先述したように、CMSはカスタマイズができないと差別化が難しく、カスタマイズで機能を実装できることが選ぶ際のポイントになります。

コーポレートサイトは、運用しながら不足している部分を理解し、時代に合わせた内容にしていくものです。構築前に綿密な計画を立てていても、運用中に新しく必要な機能、変更箇所などが出てきます。また、新しい流行が生まれて、コーポレートサイトが時代遅れに見えてしまうこともあるでしょう。

こうした事態に備えるため、カスタマイズが可能なCMSを導入しましょう。近年ではまず名刺代わりの簡単なコーポレートサイトを作成し、ユーザーの反応を見ながら育てていくスモールスタートのWebサイトもあります。

「作って終わり」ではなく「コーポレートサイトを育てていく」という意識を持つことが大切です。

シフトが独自開発したCMS「サイトマネージ」は、直感的に使える管理画面と、仕様を細かくカスタマイズできるのが特長です。
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CMSでコーポレートサイトを構築した事例4選

ここからは株式会社シフトが開発・支援に関わったコーポレートサイトをご紹介します。

更新作業が楽しくなるCMS　ミライフ

ミライフ株式会社　コーポレートサイト

ミライフは東証プライム上場・シナネンホールディングスの事業会社で、旧シナネン関東ガス販売から発展しました。LPガス販売を基盤に、現在はガス機器の提案や住宅リフォーム、省エネ支援など多様なサービスを提供し、地域の快適な暮らしを支えています。

当時の課題

以前のコーポレートサイトは、会社のメッセージは打ち出していたものの、導線が整理されておらず、何を提供している会社なのかが分かりにくい構造でした。

サービスページへのアクセスも複雑で、一部ページはスマートフォン非対応。CMSは一部機能に限定されており、費用がかかるため情報更新も容易ではなく、Web活用が進まない課題を抱えていました。

サイト構築の効果

効果としてはシフトのCMS導入により、ITに詳しくない担当者でも簡単にコンテンツの追加・更新が可能となり、営業チームと連携した販促施策にもWebを活用できるようになりました。テンプレートやディレクトリ編集機能が便利で、更新作業も楽しく行えています。訪問回数も増え、セッション数とPV数は前年同月比で2割増となりました。

この事例のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
▼お客様視点のリニューアルでPV数2割増！更新作業が楽しくなる拡張性の高いCMSを構築

機能やコンテンツを引き継ぎつつデザインを刷新　日本倉庫

一般社団法人日本倉庫協会　コーポレートサイト

倉庫事業者が組織する団体である一般社団法人日本倉庫協会。株式会社シフトでは、古くなったデザインの刷新とCMS導入による更新作業内製化のためのコーポレートサイト構築に関わりました。

当時の課題

旧サイトは2000年開設でデザインが古く、更新には制作会社への依頼が必要でした。そのため更新には半日〜1日ほどかかり、迅速な情報発信が困難でした。また、更新のやりとりにも手間がかかり、ランニングコストも高く、運用面で多くの課題を抱えていました。

サイト構築の効果

効果としてはリニューアルによりデザインが洗練され、CMS導入で情報更新が迅速・簡単になり運用が大幅に楽になりました。その結果、年間約175万円のランニングコスト削減も実現。講習会の申込みをWeb化したことで事務負担が軽減し、アクセス数もリニューアル直後から増加。特に会員事業者の検索機能追加が好評で、利便性が向上しています。

この事例のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
▼SITEMANAGEだけが要望を実現できた。制作会社からCMSに切り替えコストも削減

コーポレートサイトに会員・EC機能を追加　帝国書院

株式会社帝国書院　会員機能が付いたコーポレートサイト

社会科の教科書の発行を主な事業としている株式会社帝国書院。

対面での営業が厳しくなったコロナ禍をきっかけに、間接営業のハブにすることを目指しコーポレートサイトのリニューアル。株式会社シフトではコーポレートサイトのリニューアルに加え会員サイトやECサイトの立ち上げにも関わりました。

当時の課題

課題としては、旧サイトは外注制作で使い勝手が悪く、更新も困難だった。対面営業が中心だったが、デジタルの重要性が増し、コロナ禍を機にWeb強化が急務に。

外注不要で更新できる体制を整え、社内運用を可能にするCMS導入を検討。マーケティング活用による最適なコンテンツ提供を目指す中、展示会でシフト社と出会い、SEO分析の提案を受けたことがCMS選定の契機となった。

サイト構築の効果

効果としては、コーポレートサイトを基盤に会員サイトとECサイトを連携し、会員限定コンテンツを提供。教材データのダウンロード分析により授業準備のニーズ把握が可能に。

シフトのCMS「サイトマネージ」を活用し、Webページの新規作成・改修を内製化。コンテンツ開発や間接営業の効率化、離脱率の高いコンテンツの改善を実現。結果として、リニューアル後1年以内に会員数が旧会員数を超え、2万人に迫るまで増加した。

この事例のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
▼コーポレートサイトに会員・EC機能を追加することで営業に欠かせないアイデア溢れるサイトへ

ページ更新にかかる時間を大幅に削減　自動車技術会

公益社団法人 自動車技術会　コーポレートサイト

自動車に関わる研究者、技術者、学生などを中心に学会や大規模な展示会の開催、研究者・技術者向けの会誌や論文集の発行などを行っている自動車技術会。コーポレートサイトを非会員も含めたユーザーの利便性を高めるためのリニューアルに関わりました。

当時の課題

2019年に会員増強を目的としたプロジェクトが立ち上がり、非会員にも魅力を伝えるためにコーポレートサイトのリニューアルが決定しました。

旧サイトは情報量が多く整理されておらず、職員目線の構成や限定的なレスポンシブ対応で、ユーザーには使いにくいものでした。

コロナ禍を受け、まずはオンラインでの情報発信を強化し、誰もが分かりやすく使いやすいサイトを目指すことに。サイトマネージの進化も後押しとなり、改善に至りました。

サイト構築の効果

効果としてはCMS導入によりITに不慣れな職員でも簡単に操作でき、ページ更新のリードタイムが大幅に短縮されました。

文言修正などは職員自身で対応可能となり、更新申請数も増加。更新履歴が自動保存されることで手動バックアップが不要になり、作業効率も向上しました。

さらに、レスポンシブデザインのページ比率は10％から90％以上へと改善されました。

この事例のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
▼事業を広く伝えるコーポレートサイトにリニューアル！ページ更新にかかる時間を大幅に削減

コーポレートサイトの構築をお考えの方へ

株式会社シフトは、これまでコーポレートサイトを含め650サイトのCMS導入に関わってきました。その中にはコーポレートサイトはもちろん、大手企業を含めた大規模なサイトの実績も多数あります。

「サイトの更新業務に時間がかかっている」、「コーポレートサイトに会員機能を付けたい」「集客も含めマーケティングの相談をしたい」などコーポレートサイトに課題を抱えている方は、まずはこちらからご相談ください。
⇒コーポレートサイトについて相談する

まとめ

コーポレートサイトは会社の「顔」となる重要なツールです。コーポ―レートサイトがない、もしくはユーザーの需要を満たせないものになってしまうと、企業のイメージが損なわれる可能性があります。ご紹介した点に注意しながら、自社に適切なCMSを導入しましょう。